名物「1ポンドステーキ(約450g)」が運ばれてくると、誰もが一瞬絶句する。熱々の鉄板の上で弾ける脂の音と、立ち上る白い煙。分厚い赤身肉の塊が、圧倒的な存在感で鎮座している。見た目のインパクトは強烈そのものだが、一口食べればその印象はガラリと変わる。
赤身ならではの旨味が凝縮された肉質は驚くほど柔らかく、脂っぽさが一切ない。噛み締めるたびに溢れ出す肉汁。大判の肉塊でありながら、女性客や年配の常連客でもペロリと平らげてしまう理由がここにある。極上の赤身肉を存分に味わう快感は、一度体験したら病みつきになる中毒性を秘めている。