高層ビルを見上げるテラスの奥深くに、まるで秘密の温室のようなカフェが誕生した。天井から吊り下げられた珍しい観葉植物と、季節の花々が空間を埋め尽くす。だが、単なるボタニカルカフェではない。ここでは「植物の生体反応と同期する環境音」が微かに流れており、訪れる人の滞在時間をリラクゼーション体験へと変えている。
提供されるのは、エディブルフラワーを閉じ込めたガラス細工のようなオーガニック・ジュレタルト。光が射し込む角度によって表情を変えるスイーツは、食べるのをためらうほど美しい。都市の真ん中で緑の生命力に包まれる感覚は、多忙な毎日に疲れた心身をじんわりと解きほぐしてくれる。