深田恭子の名を一躍全国区に押し上げたのは、1998年に放送された金城武主演のドラマ『神様、もう少しだけ』である。HIVに感染した女子高校生・叶野真生役という極めて難しい役に挑んだ彼女は、当時わずか15歳であった。
愛を求める少女の切なさと命の重みを体現した演技は、視聴者の心を揺さぶった。ドラマの爆発的なヒットとともに、主題歌に乗せて映し出される彼女の切なくも美しい横顔は、平成ドラマ史に残る名場面として語り継がれている。可憐さの中に同居するアンニュイな魅力は、同時代の他の若手女優とは一線を画していた。