キャベツをはじめとするアブラナ科の野菜には、「ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)」と呼ばれる成分が含まれている。これが体内のヨウ素吸収を阻害し、甲状腺機能を低下させるのではないかという懸念がSNS上で拡散された。
専門家に取材を試みると、このリスクは「理論上存在するが、日常的な給与量ではほぼ問題にならない」という見解で一致している。犬が甲状腺に異常をきたすほどのゴイトロゲンを摂取するには、毎日体重の数パーセントに及ぶ大量の生キャベツを食べ続けなければならない計算だ。ただし、すでに甲状腺疾患を患っている愛犬やシニア犬においては、加熱処理によってゴイトロゲンの影響を弱める配慮が安全策となる。