冬の浜松を象徴する存在といえば、北西から吹き下ろす「遠州のからっ風」です。山を越えて乾いた強い風が街を吹き抜けるこの現象も、近年の気象変化と無縁ではありません。
風速10メートルを超える強風の日数自体は維持されているものの、風向きの乱れや一時的な暴風化が目立つようになっています。乾いた強風は火災のリスクを高めるだけでなく、洗濯物が飛ばされたり自転車の転倒事故が相次いだりと、市民の日常に細かな支障をきたします。一方で、この強い風力を活かした陸上風力発電や風力エネルギーの再評価など、自然の猛威をリソースへと転換する取り組みも加速しています。