放送局の社屋と聞いて一般人が立ち入れない閉ざされた空間をイメージするなら、それは大きな誤解だ。この場所の最大の強みは、開かれた複合商業施設としての側面にある。館内1階から3階に及ぶパブリックゾーンには、バラエティ豊かなテナントが集結している。
地元福岡の新鮮な食材を使ったレストランやカフェをはじめ、日常の利便性を支える郵便局や医療クリニック、ドラッグストアなどが軒を連ねる。近隣で働くオフィスワーカーのランチスポットとして賑わう一方、休日にはファミリー層や観光客が憩う多目的なスペースとして機能。単なるメディアの作業場ではなく、人々の生活と密着した都市の「プラザ(広場)」として設計されている点が特徴的だ。