喧騒を離れ、息をのむような美しい佇まいと静寂を保つ注目の地方都市を紹介しよう。
1つ目は、バジリカータ州の「マテーラ」だ。幾重にも重なる世界遺産の洞窟住居(サッシ)は、夜になると暖色の街灯に照らされ、まるで古代にタイムスリップしたかのような静謐な空間へと姿を変える。近年は歴史的建造物をリノベーションした上質なブティックホテルが増加し、極上の滞在体験を提供する。
2つ目は、ウンブリア州の「オルヴィエート」。断崖絶壁の上に築かれたこの城塞都市は、「スローシティ運動」の発祥地として知られる。車をシャットアウトした旧市街の静かな路地を散策し、地元の白ワインと手打ちパスタ「ウンブリチェッリ」を味わう時間は格別だ。
3つ目は、ロンバルディア州の「ベルガモ・アルタ」。ミラノから電車で約50分という好立地にありながら、中世の城壁で囲まれた高台の旧市街には、威厳あるルネサンス様式の広場と地元密着型の老舗パン屋が並ぶ。