株式市場において、いわゆる低位株の宿命とも言えるのが短期資金による乱高下だ。売買単位あたりの価格が低いため、わずか数円の値動きで数十パーセントの損益が発生する。そのボラティリティの高さから、短期的な値幅取りを狙う個人投資家やデイレーダーが頻繁に群がる戦場と化している。
だが、その急騰劇の裏にあるファンダメンタルズは極めて深刻だ。過去数年にわたり繰り返されてきた減損処理と構造改革費用は、同社の自己資本を削り続けてきた。市場関係者が注視しているのは一時的な株価の跳ね上がりではない。「この会社が果たして自走可能な収益モデルを再構築できるのか」という冷徹な一点だ。