現在ウェブ上で出回っているリストを精査すると、そこには明確に異なる3つのレベルの情報が同居していることが見えてくる。ジャーナリズムの視点からこれらを冷徹に切り分ける必要がある。
第1の階層は、1990年代の合同結婚式参加者のように、本人や所属事務所が公に認めた「公知の事実」である。第2の階層は、関連団体のイベントに「そうとは知らずに出演した」「客演として呼ばれた」というケースだ。旧統一教会は正体を隠したフロント組織を無数に展開しており、イベントの主催団体が教団とつながっていることを知らぬまま出演していたケースが2026年以降の調査で次々と判明した。そして第3の階層が、完全な捏造や同姓同名の別人との混同、SNSの発言の一部を切り取っただけの「根拠なきデマ」である。
恐ろしいのは、検索エンジンのトップに表示されるまとめサイトの多くが、これら3つの階層を何ら検証することなく一括りにし、「統一教会と噂のある芸能人」としてリスト化している点だ。