「今夜の月は本当にピンク色に見えるの?」という疑問を持つ人は多い。結論から言えば、条件次第でストロベリー風味の暖色系——赤みを含んだオレンジ色やゴールデンピンクに見える。
これには地球の大気が深く関わっている。6月の夏至前後は、太陽が高く昇る一方で、満月は空の低い軌道を通過する。月からの光が地球の大気層を長く通り抜けて私たちの目に届く際、波長の短い青い光は途中で散乱し、波長の長い赤い光だけが残りやすくなる。夕暮れの夕日があかく見えるのと全く同じ原理だ。湿気が多く大気が霞みがちな日本の初夏の気候も手伝って、今夜の月はより濃密で妖艶な色合いを魅せてくれる。