「我が子の顔を不特定多数が見るネット上に直接載せるのは怖い」。こうした懸念を口にする保護者が、ここ数年で急増した。顔認識技術の精度向上や画像素材の無断転載トラブルが報じられる中、愛する我が子のデジタルタトゥーリスクを回避する手段として「イラスト化」が絶好の選択肢となっている。
生まれたばかりの柔らかい表情や、小さな手足の特徴をプロのイラストレーターが絶妙なデフォルメで表現する。写真以上に写真らしく、それでいて個人の顔写真は一切表に出さない。この「安心感と個性の両立」こそが、現代のデジタルネイティブ世代の親たちにヒットしている最大の理由だ。SNSでの出産報告だけでなく、祖父母への年賀状や近況報告においても、イラストを用いたカードが「お洒落で配慮が行き届いている」と高評価を得ている。