同センターが注力するのは、単なる「健康チェック」にとどまらない、一歩踏み込んだ個別ケアだ。入所した犬猫は全頭、獣医師による診察を受け、必要に応じて不妊去勢手術や感染症治療が速やかに施される。特に注目すべきは、心理的なトラウマを抱えた保護犬・保護猫に対する行動リハビリテーションの導入だ。
人間を恐れて威嚇してしまう個体に対し、専門の訓練士や愛玩動物看護師が毎日少しずつトレーニングを重ねる。人への信頼を取り戻した状態で里親に引き渡すことで、譲渡後のトラブルや再放棄のリスクを極限まで減らす試みが成果を上げている。