物価高が定着した社会環境において、保護者の金銭的コストに対する感覚も非常に現実的になっている。かつてのように「一生に一度だから」と数万円のフォーマルウェアを新品で買い揃える家庭は減り、リユース市場の活用が当たり前になった。
フリマアプリでは2月を過ぎると「卒業式用キッズスーツ」の出品が一気に増え、式が終われば数日内に再出品される循環が完全に確立している。また、自治体やPTAが主導する「制服・服のお譲り会」で先輩たちから衣裳を譲り受けるケースも急増。「一度しか着ない服にお金をかけるくらいなら、進学準備や家族の思い出に使いたい」。そんな合理的で聡明な選択をする保護者が増えているのは、時代の必然と言えるだろう。