レジャー業界からの熱烈な視線も熱い。沖縄や瀬戸内海では、この新しい浮体技術を用いた「洋上プライベートビーチ」や「海中観察フロート」が絶大な人気を博している。
従来の海水浴場は、高波や足場の悪さから高齢者や幼い子どもにとって危険が伴う場所でもあった。しかし、動揺制御装置(ダンパー)を内蔵したフロート型プラットフォームは、船酔いしやすい人でも揺れを感じにくいレベルの平穏度を保つ。
「まるで浮いている陸地の上にいるようだ」。家族で訪れた旅行客は感嘆の声を漏らす。透明度の高いアクリル床越しにサンゴ礁や熱帯魚を足元で観察できる仕掛けは、インバウンド客の需要も強烈に引き寄せており、予約は数ヶ月先まで埋まっている。