黄金色のピークを迎える11月中旬から12月上旬にかけて、最もドラマチックな光景に出会えるのは午前7時前の早朝だ。朝日が葉の隙間から差し込み、舗装道路に落ちる影が長い直線を描く。日中の混雑を避けた静かな時間帯こそ、この場所が持つ真の気品を感じ取ることができる。
撮影のベストポジションは、青山通り側の交差点付近からの望遠アングル。あえてローアングルから背景に聖徳記念絵画館を捉えることで、100年前の設計者が意図した見事なパースペクティブをカメラに収めることができる。ローカルな散策者たちは、朝の清々しい空気のなかでコーヒーを手に歩く時間を楽しんでいる。