「数年前まで、お尻のトレーニングと言えばスクワット一色でした。でも今は違います」——都内の先進的フィットネスサロンでチーフトレーナーを務める佐藤氏は、そう語る。スクワットやデッドリフトのような大重量を扱う種目は大臀筋や大腿四頭筋に強い負荷をかけるが、お尻の上部や側面のシルエットを作る中臀筋や小臀筋には、必ずしも効率的とは言えない。そこで一気に主役に躍り出たのが、股関節を外側にひらく外転動作である。
さらに、2026年現在のボディトレンドは「極端なボリューム」から「しなやかで機能的なフォルム」へとシフトしている。単に臀部を大きく見せるのではなく、キュッと引き締まったウエストからの曲線美と、すっと伸びた美しい立ち姿。この両立を可能にするカギこそが、まさに股関節外転の制御力なのだ。