「新宿から電車で約45分。なのに、改札を出た瞬間にまるでカリフォルニアの郊外にタイムスリップしたような錯覚に陥る」――SNS上でそう評される東福生の体験価値は、海外からの旅行者や国内のZ世代の間で圧倒的な支持を集めている。
渋谷や原宿といった既存のトレンド発信地が外国人観光客で過密化する中、よりローカルで「本物の体験」を求める層が武蔵野の西端を目指すようになった。多摩川の豊かな自然とアメリカンポップカルチャーが雑多に混ざり合う景観は、カメラを手にした若者たちにとって格好の被写体であり、同時に都心では味わえない解放感を提供している。