葬祭業界においてもデジタル化の波は急速に押し寄せている。従来は「不吉だから」と敬遠されがちだった事前見学や情報収集だが、現在はオンラインで手軽に施設を確認できる時代となった。
その先駆けとなったのが「宇治安心館施設案内プロジェクト」だ。株式会社公益社をはじめとする専門事業者の協力のもと、厚生労働省認定の資格を持つ葬祭ディレクターが館内の設備や家族葬の流れを分かりやすく解説する映像が制作された。これらのコンテンツはYouTubeなどの動画共有サイトで広く公開されているほか、ドキュメンタリー番組や関連動画がAmazon Prime Videoなどの配信プラットフォーム経由で認知を広げる例も増えている。あらかじめ映像で雰囲気や動線を確認できる取り組みは、遺族の不安を打ち消す画期的な施策として高く評価されている。