このエリアの変革を語る上で欠かせないのが、単なるオフィスにとどまらない「ミクスドユース(複合利用)」の設計だ。低層階には地元住民や観光客も自由に利用できるオープンカフェやポップアップショップ、マイクロギャラリーが並ぶ。
中層階にはスタートアップやフリーランスが寄り添うスモールオフィスとシェアオフィス、高層階には企業の本社機能が同居する。境界線をあえて曖昧にすることで、エレベーターホールやカフェスペースで自然発生的な交流が生まれ、新たなビジネスやアイデアが芽吹く土壌が育まれている。ビル全体がひとつの小さな生態系のように機能している様子は壮観だ。