銀座や六本木のハイエンドホテルが展開する「ベリーアフタヌーンティー」は、予約開始から数十秒で即完売する状態が続いている。今期のトレンドを特徴づけているのは、単一のイチゴではなく、希少なブラックベリー、ラズベリー、さらには国産ブルーベリーの最新品種を組み合わせた複層的な味の設計だ。
シェフたちのこだわりも熱を帯びる。ある有名パティシエは「酸味と甘みのバランスだけでなく、口に含んだ瞬間の香りの広がり方に極限までこだわった」と語る。高価格帯でありながらリピーターが絶えない背景には、自分へのご褒美としての満足感を重視する消費行動の定着がある。