なぜ今、このエリアなのか。理由は極めて明快だ。大阪駅周辺のうめきたエリア再開発が進み、隣接する福島や中津の家賃相場が跳ね上がった。その余波を受け、阪急神戸線の各駅停車駅が次々と発掘されている。神崎川はその筆頭格だ。十三で乗り換えれば京都線や宝塚線へも自在にアクセス可能。新大阪駅へも自転車で楽に移動できる立地は、リモートワークと出社を組み合わせるハイブリッドワーカーにとって理想的な条件といえる。
朝のラッシュ時でも、普通列車ならではの程よい混雑具合。「押し込まれるようなストレスがない」と語る住民の声も目立つ。都心直結のスピード感を享受しながら、改札をくぐれば一気にローカルな生活速度へとギアが落ちる。このコントラストこそが最大の武器だ。