なぜ、これほどまでに国境を越えて受け入れられるのか。その理由は「翻訳の妙」にある。もともと原作者(と設定されたアメリカ人作家コンビ)の英語を日本語に翻訳したという体裁をとっている本作。その奇妙な日本語表現は、英語圏のユーザーにとっても「逆輸入」の形で新鮮に響いている。
「ドーモ、〇〇=サン」という挨拶から始まる独特の礼儀作法は、海外のネットユーザーの間で「最もクールで奇妙なネットの礼儀」として定着した。言葉の壁を破壊し、意味を超越した「コトダマ(言霊)」のコミュニケーションツールとして機能しているのだ。意味がわからないからこそ、面白い。その直感的な理解が、グローバルな拡散を後押ししている。