「知らなかった」では済まされない時代になった。タレントやインフルエンサーにとって、自らの名前や顔写真がどのような団体に利用されるかは、致命的な社会的リスクと直結する。スポンサー企業のコンプライアンス意識が高まった現代、過去の軽率な行動や知識不足が原因で契約解除に追い込まれる事例も後を絶たない。
芸能事務所の危機管理能力も試されている。かつては個人のプライベートとして片付けられていた宗教問題だが、今やオファーを受ける際の反社・カルトチェックは徹底的なデューデリジェンスの一環となった。知らずに関与してしまった著名人たちの教訓は、芸能界全体のビジネス構造そのものを塗り替えたと言える。