成人の足サイズ以上に細心の注意を要するのが、子どもの足の成長と平均サイズの管理です。乳幼児から学童期の足裏は、大部分が軟骨で構成されており、骨化(軟骨が硬い大人の骨へと置き換わる現象)は13〜15歳前後まで完了しません。
日本小児整形外科学会等の知見を統合すると、子どもの年齢別足長平均と年間成長スピードは次のようなステージを辿ります。
- 1歳〜2歳半:平均11.0〜13.5cm。半年で約0.5〜1.0cmという猛烈なペースで伸長。
- 3歳〜5歳:平均14.0〜17.0cm。半年で約0.5cmペースで伸長し、土踏まずのアーチが徐々に形成される。
- 6歳〜10歳(小学校低〜中学年):平均18.0〜21.5cm。年間で約1.0cm前後の安定成長期。
- 11歳〜14歳(思春期スパート):平均22.0〜25.0cm。第二次性徴期を迎え、身長の急伸とともに足のサイズが大人と同等まで完成。
子どもの骨は柔らかいため、たとえサイズが小さく窮屈な靴を履いていても、本人が痛みを訴えないケースが多々あります。これが「未完成な骨格の変形(内反小趾や浮き指)」を引き起こす元凶です。保護者は「3歳までは3カ月ごと」「3歳以降は半年に1度」の中敷きチェックを実施し、中敷きをつま先に当てた際に5〜8mmのゆとりが失われていたら、直ちに買い替える姿勢が不可欠です。