かつて学生フォーミュラといえば、小型バイクのエンジンをチューニングしたマシンが主流だった。しかし、2026年の現在、その勢力図は完全に塗り替えられた。環境規制の波と自動車業界の急速なEVシフトに伴い、学生たちの主戦場もまた、バッテリーとモーターの制御技術へと移行している。
静岡大学のプロジェクトメンバーたちは、この潮流をいち早く察知していた。彼らが開発した「SUM-26EV」は、従来のガソリン車を遥かに凌駕する加速性能を誇る。ゼロヒャク(0-100km/h加速)わずか2.8秒。この驚異的な数字は、大手の自動車メーカーすら注目するレベルに達している。