人間には約300万個の汗腺があるが、実際に機能している「能動汗腺」はその半分程度とされる。しかも、この能動汗腺の数は幼少期の環境や日頃の生活習慣によって大きく左右される。24時間エアコンが稼働する快適な環境で育ち、運動不足が常態化している現代人は、汗腺が「休眠状態」に入りやすい。
特にスマートフォンの普及による長時間の座りっぱなしや、シャワーだけで済ませる入浴習慣が、汗腺の退化に拍車をかけている。汗をかく必要がないと脳が判断すると、汗腺への指令ルートが鈍くなり、いざ暑い場所に出ても汗が出なくなってしまうのだ。