都内在住の村野氏が、なぜ福島県郡山市にある「南東北がん陽子線治療センター」へ向かったのか。そこには、当時の日本の先進医療の普及状況と、スピード感を持った決断がありました。
同センターは、民間病院としては日本で初めて陽子線治療装置を導入した、まさにこの分野のパイオニアです。
がん治療において、時間は一刻を争います。紹介状を手に同センターを訪れた村野氏は、速やかに治療計画を立てられ、約1ヶ月半の入院治療に入りました。化学療法(抗がん剤)と陽子線治療を組み合わせた集中的なアプローチにより、彼の喉にあった巨大ながん細胞は、驚くべきことにほぼ消失したのです。