「お日様の匂い」の正体は、実はダニの死骸の臭いではなく、繊維や皮脂が紫外線で分解された際の有機化合物の臭いであることが分かっています。つまり、あの心地よい香りはダニ退治の成功を意味していません。ダニが死滅するには50度以上の熱が20分以上必要ですが、天日干し中の布団の内部はそこまで高温に達しないのです。
さらに厄介なことに、ダニは光を嫌います。太陽光が当たると、彼らは一斉に布団の裏側や影になっている中綿の奥深くへと逃げ込んでしまいます。結果として、表面は温まっても、ダニの生存率はほとんど変わりません。