被害の激増を受け、防犯・警備業界も新たなソリューションの投入を急いでいる。現在、大手居酒屋チェーンを中心に導入が進んでいるのが、AIを搭載した高精度防犯カメラシステムだ。来店客の顔や行動パターンを解析し、過去にトラブルを起こした人物や異常な泥酔行動をリアルタイムで検知してスタッフにアラートを飛ばす仕組みが実用化されている。
さらに、テーブルオーダーシステムと連動した「完全先払い制」や、クレジットカードのオーソリ(与信枠確保)を活用したデジタル決済の導入も急ピッチで進む。「注文時に会計を済ませる」という仕組み自体を作ることで、無銭飲食が発生する余地そのものを排除する試みが、店舗防犯の現場で大きな効果を上げ始めている。