楽しみにしていた多くのファンに衝撃を与えた直前中止ですが、その決定打となったのは急速に発達した積乱雲(ゲリラ豪雨)と落雷リスクでした。
主催者である一般財団法人足立区観光交流協会および足立区は、気象庁からの雷注意報・警報の発令、ならびに民間気象会社のリアルタイムレーダー情報を注視していました。午後7時の段階で、雷雲が荒川上流から花火会場の真上へと直撃する進路予測が確定。広大な河川敷には遮る建物が一切なく、金属製の骨組みで組まれた有料観覧席や撮影機材、さらには数万人規模の傘を差した人間が密集する環境は、落雷事故に対して極めて脆弱です。
過去には他地域の野外イベントで落雷による死傷事故も発生していることから、主催側は「打ち上げ直前であっても、人命に関わる危険を冒すことはできない」と判断。苦渋の決断として、開始直前の完全中止を決定・公式発表しました。