ルピナスに関してもう一つネット上で懸念されているのが「毒性」の存在です。「食べると危険」「ペットに有害」という噂について、植物薬理学的なデータと実際の栽培現場から検証します。
農林水産省や植物中毒事例の学術データによると、ルピナスの全草、特に「種子」にはルピニン(Lupinine)やスパルテインなどのキノリジジンアルカロイドが含まれています。誤って大量に摂取した場合、嘔吐、めまい、心拍数低下、呼吸困難などを引き起こす危険性があります。
ヨーロッパでは古くから水晒しによって毒抜きした種子(ルーピンビーンズ)を食用にする文化がありますが、日本の園芸店で流通している観賞用ルピナスは絶対に食用にしてはなりません。家庭菜園でエダマメやサヤエンドウと混同したり、小さな子どもや犬・猫などのペットが口に入れたりしないよう配置に配慮が必要です。
一方で、「触れただけでかぶれるような猛毒性はない」というのが園芸専門家の共通見解です。通常の植え替えや花瓶の手入れで皮膚から毒が吸収される心配はありません。
SNSや知恵袋、園芸コミュニティにおける利用者の声を集約すると、以下のようなリアルな反応が見られます。
「母の日にルピナスの鉢植えをもらった。『いつも幸せ』という花言葉が添えられていて、グラデーションの美しさに毎日癒やされている」(40代・主婦)
「庭に植えたら驚くほど立派な花穂がついた。ただ、花言葉を調べたら『貪欲』と出てきて一瞬ギョッとした。由来を調べて納得したけれど、プレゼントするときは一言添えたほうが安心かも」(30代・ガーデニング愛好家)
「猫を飼っているので、マメ科特有の種子の毒性だけは気をつけてベランダの高い場所で管理している」(20代・ペット飼育者)