鍵を紛失した際、多くの人がまず駆け込むのが「交番」または「サイクルベースあさひなどの大型自転車店」である。しかし、現場の運用実態を調査すると、事前の認識と実際の対応には無視できないギャップが存在する。
地域密着のコミュニティや知恵袋、SNSに寄せられた利用者の手記や体験談を検証すると、交番での対応は警察官や管轄署によって判断が分かれる傾向が強い。あるユーザーは「深夜に駅前交番に相談したところ、防犯登録データと運転免許証の照合後、大型ボルトクリッパーで頑丈なリング錠を即座に切断してくれた」と感謝を述べる一方、別の利用者は「警察は鍵屋ではないため切断作業はできないと断られ、大型工具の貸出のみ、あるいは自転車店への持ち込みを促された」と証言している。警察業務における最優先事項は「盗難車両の照会」と「事件性の有無の確認」であり、解錠サービスの提供は法的な義務ではない点を理解しておく必要がある。
一方、サイクルベースあさひをはじめとする大手自転車販売店では、コンプライアンスが極めて厳格に運用されている。作業依頼時には、「車体に貼られた防犯登録シールの番号」「防犯登録カードの控え(または自転車の品質保証書・購入証明書)」「運転免許証やマイナンバーカード等の身分証明書」の3点が完全に一致しない限り、鍵の破壊や交換作業を明確に拒否される。これは盗難車の解錠加担を防止するための鉄則であり、親族や知人から譲り受けた自転車で名義変更を行っていない場合、店舗で作業を受けられないトラブルが頻発している。