精密検査の通知を受け取ったら、婦人科外来を予約して精密検査を受けます。検査内容は、細胞診の判定結果(ASC-USなのかLSIL/HSILなのか)によって段階が分かれます。
まず、ASC-US判定の場合は、採取した検体から「HPV検査」を追加で行うか、婦人科で直接精密検査(コルポスコピー)へ進むかが選択されます。HPV検査が陰性であれば、細胞の変化はがんとは無関係な一過性のものと判断され、1年後の定期検診へ戻ることができます。一方、HPV陽性だった場合や、最初からLSIL・HSILなどの判定が出ていた場合は、次のコルポスコピー検査および組織診へ進みます。
【コルポスコピー検査と組織診の流れ】
1. コルポスコピー(膣拡大鏡)観察:子宮頸部に酢酸(お酢の希釈液)を塗布し、拡大鏡で細胞の反応を詳細に観察します。病変がある部分は白く浮き上がって見えます。
2. 組織診(生検):異常が疑われる部位の組織を小さな医療用器具で数ミリ程度つまみ取ります。
3. 病理診断:採取した組織を顕微鏡で調べ、「軽度異形成(CIN1)」「中等度異形成(CIN2)」「高度異形成/上皮内がん(CIN3)」などの確定診断を下します。
組織診の際の痛みについて心配される方も多いですが、子宮頸部には痛覚が少ないため、「チクッとした軽い刺激」や「下腹部に生理痛のような重い鈍痛を短時間感じる」程度で済むケースがほとんどです。検査後は少量の出血が数日続くことがあるため、当日はナプキンを持参し、入浴や激しい運動を控える指示が出されます。