文系資格の金字塔とされる王道ラインナップにおいても、現場での評価と求められるスキルには変化が見られる。
まず、不動産業界のみならず金融機関や建設業でも絶大なニーズを誇るのが宅地建物取引士だ。独学でも狙える難易度でありながら、重要事項説明という独占業務を持つ強みは揺るがない。次に、独立開業の選択肢として常に上位に挙がる行政書士は、近年では国際業務や許認可申請の複雑化に伴い、特定分野に特化した実務家の年収が跳ね上がっている。
そして、企業の労働環境改善や助成金申請のプロとして引っ張りだこなのが社会保険労務士だ。試験の合格率は例年数パーセントと狭き門だが、労務トラブル対策やHRテックの普及に伴い、企業内社労士としても独立組としても高待遇を受けやすい環境が整っている。