実際に被害に遭った大阪府在住の30代女性は、取材に対して胸中を明かした。「毎年夏には各地の花火大会へ足を運んでいます。SNSのタイムラインで流れてきた『三市同時開催』の動画があまりに綺麗で、友達とVIP席を4枚申し込んでしまいました。8万円をクレジットカードで支払いましたが、翌週ニュースで詐欺だと知って愕然としました」。
彼女によれば、広告には「地域活性化クラウドファンディング連動企画」という説明文があり、いかにも自治体公認イベントであるかのように偽装されていたという。プラットフォーム側の広告審査をかいくぐるため、攻撃者は一定期間正常な地域観光サイトへ転送させ、審査通過後に詐欺ページへと切り替える「クローキング」と呼ばれる手法を使っていた可能性が高い。