筑波大学の入試問題は、奇を衒った難問(いわゆる「悪問」)が少ない。教科書内容の深い理解と、それを論理的に表現する構築力が問われる。例えば、英語の長文読解における要約問題や、国語の制限記述、数学の証明問題などがその典型だ。
要素採点法による甘みのない点数算出
自己採点を行う際、多くの受験生が「なんとなく合っているから満点」あるいは「部分点はゼロ」という極端な採点に陥りがちだ。しかし、大学側の採点官は採点基準(ルーブリック)に基づいて、必要な「キーワード」や「論理展開の要素」が含まれているかを厳密にチェックしている。
模範解答に含まれる要素を分解しよう。自分の解答用紙に書いた内容と照らし合わせ、以下の3点を確認する作業が必要だ。
- 必須キーワードの有無: 設問が要求する用語や概念が正しく使われているか。
- 因果関係の論理的つながり: AだからBである、という文脈が途切れていないか。
- 字数制限の順守: 指定された字数内で簡潔にまとめられているか。
予備校が提示する解答例は「満点解答」である。自分が書いた泥臭い解答でも、必要な要素が含まれていれば、6割から7割の部分点が加算されているケースは珍しくない。