バブル経済に向かって日本全体が熱気に包まれていた時代。音楽シーンを席巻した昭和歌謡のメロディとともに、視覚的なインスピレーションとして今なお鮮烈な記憶を残すのが、当時のヘアスタイルだ。とりわけ中森明菜が放っていたミステリアスで大人びた空気感は、今のY2Kやレトロブームに慣れ親しんだ世代にとって「新鮮な憧れ」として映っている。
SNS時代における画一的なストレートヘアやナチュラル思考への反動から、個性を力強く主張できる立体的なウェーブヘアが再び脚光を浴びている。彼女が魅せた重厚感のあるシルエットは、ストリートカルチャーやヴィンテージ服とも抜群の相性を発揮する。