中森明菜さんがなぜ独身を選び続けているのかを語るうえで、避けて通れないのが1980年代末に起きた近藤真彦さんとの大恋愛と破局劇です。
当時、トップアイドル同士として交際していた二人の関係は世間の注目の的でした。しかし1989年7月、明菜さんが心身の疲労と苦悩の末に起こした突発的な騒動により、事態は急転します。同年大晦日には、芸能界の慣例であった婚約発表を思わせる金屏風の前で緊急記者会見が開かれました。
しかし、会見の内容は婚約ではなく謝罪と復帰報告であり、二人の交際関係の終焉を印象づける場となってしまいました。このいわゆる「金屏風事件」は世間に大きな衝撃を与え、明菜さん自身の心にも計り知れない傷跡を残すことになります。
深く愛した相手との破局、そして一連の騒動による人間不信や体調不良は、彼女の結婚観や人生設計に決定的な影響を与えたと見られています。恋愛や家庭生活よりも、傷ついた心身を癒やし、自分自身を守りながら歌い続けることが最優先課題となったのは想像に難くありません。