宇宙輸送能力の劇的な飛躍。それを支えているのが、機体中央に鎮座する120トン級ケロシン・液体酸素エンジン「YF-100」の集積技術だ。
従来の有毒推進薬(非対称ジメチルヒドラジン)から環境配慮型推進剤への完全なシフトは、単なる地球環境への配慮にとどまらない。燃焼効率の劇的な向上と推進力の強大化を意味する。3段目に配置された水素・酸素エンジンとのハイブリッド構成により、旧型の長征3号Bでは到達できなかった重量級ペイロードの直接静止軌道投入が可能になった。機体直径4.0メートルというサイズ感も、大型アンテナや重厚な装甲を持つ防衛衛星の搭載を極めて容易にしている。