拝殿の前に着いたら、いよいよ参拝のクライマックスです。一般的な神社における基本の参拝作法は「二礼二拍手一礼(にれい・にはくしゅ・いちれい)」となります。慌てず落ち着いて、以下の手順で進めます。
まずはお賽銭を静かに賽銭箱へ納め、鈴(本坪鈴)がある場合は力任せに振り回さず、心地よい音色を響かせるように優しく鳴らします。その後、深く2回頭を下げてお辞儀(二礼)をします。角度は腰を約90度折るのが理想的です。
続いて胸の高さで両手を合わせますが、ここで重要なのが「右手を少しだけ手前に引く(指先を第一関節分ほど下にずらす)」ことです。これは神様への敬意とへりくだりを表す所作とされています。その状態で肩幅程度に手を開き、パン、パンと2回手を打ちます(二拍手)。その後、ずらした指先を揃えて静かに祈りを捧げます。
願い事を伝える際は、いきなり自分の要求を並べるのではなく、「日頃の御加護への感謝」を先に述べ、次に「自らの名前と住所」を心の中で名乗るのがスマートな参拝です。最後に深く1回お辞儀(一礼)をして参拝は完了します。