かつて話題を呼んだドラマ『ハケンの品格』では、主人公の派遣社員が定時退社を貫き、職場の無用な付き合いを一律に断る姿が鮮烈に描かれた。過度な馴れ合いを排し、仕事の成果のみで対等に繋がるその姿勢は、令和の今、新時代のワークスタイルとして再び脚光を浴びている。現在、多くの先進企業で進んでいるのが「虚礼廃止」の取り組みだ。
年賀状やお中元・お歳暮の取りやめに留まらず、個人間の誕生日プレゼントのやり取りを公式に禁止または自粛推奨する動きが広がっている。しかし一方で、チャットツールのSlackやLINEを用いたデジタルギフトの送信など、オンライン上での新たな「ソーシャルギフト疲れ」も発生している。形を変えて忍び寄る付き合いのプレッシャーに対し、オフィスでの適切な距離感をどう保つべきかが問われている。