ネット上の情報やSNSの短尺動画だけを見ていると見落としがちな、治部坂高原スキー場に関する「誤解」と「盲点」を整理します。
【誤解1:南信州だからノーマルタイヤでも行ける日がある?】
これは最も危険な誤解です。阿智村の里山エリアでは積雪がなくても、治部坂峠の標高は1,187mを超えています。気温が氷点下に達することは日常茶飯事であり、日陰のカーブや橋梁上はカチカチに凍結します。「雪が降っていなさそうだから」とノーマルタイヤで突入することは道路交通法違反(滑り止め措置義務違反)になるだけでなく、重大なスリップ事故や峠を塞ぐ立ち往生を引き起こします。冬用タイヤの装着とチェーンの常備は絶対条件です。
【誤解2:初級者向けすぎて中上級者にはまったく楽しめない?】
総コース数が3本であるため、長大なロングクルージングや大規模なバックカントリーを求めるエキスパートには物足りないのは事実です。しかし、中上級者であっても「今シーズンの足慣らし」「カービングターンの基本フォーム確認」「家族や友人に教えながら合間に自分の練習をする」といった目的であれば、斜度変化の素直なバーンは非常に練習効率が高いと評価されています。