植生記号の学習において、針葉樹林とセットで整理しておかなければならないのが農地・栽培地の記号です。特にネット上の一部まとめ情報では、「植物の記号はすべて立木の形」と雑に解説されているケースがありますが、これは明らかな誤認を招きます。
例えば、果樹園の記号は「リンゴやミカンの実」をイメージした円形(丸の上にチョンと軸が出ている形)であり、樹木全体のスケッチではありません。また、茶畑の記号は「点々が3つ並んだ形」(茶の実の断面、または摘み取った茶葉の形状)です。
さらに見落とされがちなのが、針葉樹と広葉樹が共存する「混交林(こんこうりん)」の表記ルールです。国土地理院の地形図では「混交林」という独立したオリジナル記号は存在せず、針葉樹林の記号と広葉樹林の記号が適度な間隔で散らばって配置されます。試験で「この山林に見られる植生の特徴を答えよ」と問われた際、片方の記号だけを見て「針葉樹林が広がっている」と答えると減点対象になります。視野を広げて周囲に丸い記号(広葉樹林)が混ざっていないかを確認する習慣が不可欠です。