この10年で、日本のエンターテインメント業界を取り巻く環境は激変した。かつてのように、事務所の力でタレントの私生活を完全にコントロールし、スキャンダル一つで表舞台から引きずり下ろすような時代は終わりを告げつつある。
SNSの普及や個人事務所の台頭により、タレントは「組織の所有物」から「個人のクリエイター」へとシフトした。視聴者の意識も変わり、「プライベートで誰と付き合おうが、本業で良いパフォーマンスを見せてくれればそれでいい」という実利主義的な見方が主流になっている。二人が10年前に見せた「沈黙と本業への集中」は、まさにこの令和の価値観を先取りしたものだったと言えるだろう。