彼女がオーディション番組『スター誕生!』に応募した動機は、決して「華やかな世界への憧れ」だけではない。そこには、極限状態から抜け出すための切実な「生活費の稼ぎ手」としての側面があった。
合格し、デビューが決まれば、まとまったお金が入る。家族をもう一度、つなぎ止められるかもしれない。そんな必死の思いが、彼女をステージへと突き動かした。
16歳でデビューした彼女は、瞬く間にトップスターへと駆け上がる。だが、テレビの向こうで見せる弾けるような笑顔の裏で、彼女は常に「稼がなければならない」という重圧と戦っていたのだ。