この「名前はわからないが顔は知られている」という状態は、キャスティングの現場にも変化をもたらしている。かつてはプロデューサーの直感や人脈に頼っていた脇役の選定だが、現在はSNSでのエンゲージメントデータや、検索ボリュームの推移が参考にされるようになった。
「名前が検索された急上昇ワード」にランクインした俳優は、次のクールでより重要な役柄を与えられる傾向が強まっている。名もなき実力派たちが、アルゴリズムの後押しを受けてステップアップしていく。これは、従来の芸能界のヒエラルキーを揺るがす新しい潮流だ。