なぜこれほどまでに、世間は女性芸能人の顔の変化に敏感なのだろうか。そこには、日本社会に根深く残る「若さへの執着」と「エイジズム(年齢差別)」が見え隠れする。少しでも老ければ「劣化した」と叩き、少しでも若返れば「不自然だ」と騒ぎ立てる。このダブルスタンダードの狭間で、多くの女性表現者が息苦しさを感じている。
鈴木砂羽に対するネットの反応は、まさにこの歪んだ視線を象徴している。私たちは、年を重ねることをもっと肯定的に捉えるべきではないか。シワが増えることも、肉付きが変わることも、すべてはその人が生きてきた軌跡であり、魅力の一部なのだから。