名実ともにトップランナーへと駆け上がった彼は、東宝が手掛ける数々の大規模興行作品において、興行収入と作品性の双方を支える要の存在となっている。若手俳優が消費されやすい時代において、一作ごとに批評的な爪痕を残し続ける姿は異例とも言える。
すでに日本アカデミー賞協会をはじめとする権威ある映画賞の場でも、その実力は高く評価されてきた。新人賞の枠を軽々と飛び越え、助演男優賞や主演男優賞の有力候補として常に名前が挙がる。映画関係者が口を揃えるのは、「彼がいるだけで画面の強度が一段上がる」という事実だ。単なるスター性にとどまらない、映画そのものを背負って立つ覚悟がスクリーンから滲み出ている。