テレビの電波ではモザイク処理や音声カットを余儀なくされた「秘蔵展示」の全貌こそ、現地を訪れた者だけが体験できる最大の醍醐味だ。館内には、世界各国から収集された性風俗にまつわる美術品や、日本の隠れキリシタンならぬ秘匿された性の遺物が整然と、あるいは無造作に並ぶ。なかでも奥の特設コーナーに鎮座する巨大な神輿や、細部まで精緻に彫り込まれた春画・彫刻の数々は、思わず息を呑むほどの迫力を湛えている。
ここで気になるのが館内の撮影ルールだ。かつては比較的自由だった撮影環境も、展示品の保護やプライバシー配慮の観点から現在では明確な規約が設けられている。基本的に館内展示の多くは撮影可能だが、フラッシュの使用制限や一部のデリケートな歴史的史料、そして他のお客様の顔が映り込む形での動画撮影・ライブ配信は禁止されている。チン子さんとの記念撮影は館長自身が快く応じてくれることがほとんどだが、必ず一言声をかけてマナーを守ることが鉄則だ。ルールを正しく理解してこそ、この衝撃的な実態を心置きなく楽しむことができる。