この2年間の動向は、今後のIPビジネスのあり方に決定的な一石を投じた。くまのプーさんや今回のケースに続き、今後も20世紀前半に生まれた名作キャラクターたちが相次いでパブリックドメインの波を迎えるからだ。
かつてのように「権利を完璧に囲い込んで保護する」時代は終わりを告げた。これからのエンターテインメント企業は、パブリックドメイン化された過去の資産を社会の共有財産として受け入れつつ、公式として時代の先端を行く新しい体験価値を提供し続けられるかが問われている。オープン化とブランド保護の両立という難題に対し、ディズニーは自らの事業モデルを変革することで答えを示そうとしている。